ジョギング中の女性殺害、被告に終身刑 改めて無罪主張

 クイーンズ区の公園で2016年夏、ジョギング中だったカリナ・ベトラノさん=当時(30)=に性的暴行を加え殺害したとして、殺人などの罪に問われたブルックリン区のシャネル・ルイス被告(22)に対し、クイーンズ区の州高位裁は23日、保釈なしの終身刑を言い渡した。地区検事補は「この女性の命は無惨にも短く終わった」と非難した。
 被告は今月1日に有罪評決を受けたが、弁護するリーガル・エイド・ソサエティー(LAS)は陪審に不正があったとして評決取り消しを請求。州高位裁が22日、請求を却下していた。地元メディアによるとルイス被告は量刑言い渡しに当たり、法廷で改めて無罪を主張。「遺族には気の毒に思うが、私はやっていない」と述べたという。LASは控訴する意向。