Gulliver USA 車の豆知識 第84回 交通事故を起こしてしまったら

軽消耗品の交換
今月は軽消耗品の交換について解説します。

エンジンオイル
 車で「オイル」と言うと、まずはエンジンオイルを思い浮かべると思います。マイルごと、半年ごとなど、常に注意してエンジンオイルを交換している人も多いでしょう。これは車を良い状態に保つために大変重要なことです。ぜひ、忘れずに実行してください。

オートマオイル(ATF)
 ここでは無段変速機ではなく、一般的なオートマオイルについてお話します。こちらも定期的な交換をお勧めします。ただし、状態によってはオイルを交換したがために車が動かなくなることもありますので注意してください。目安としては、交換前にオイルを目で確認して、赤い色が透明になっている、または茶色くなっている場合は専門家に相談しましょう。同時にスクリーン(フィルター)も交換すると良いでしょう。

パワステオイル
 パワーステアリングにもオイルが使用されていますが、このオイルは何度も交換する必要はありません。しかし劣化が進むと、突然パワーステアリングが重くなったりすることがあります。こちらもオイル交換時に専門家に見てもらうことをお勧めします。

デフオイル
 現在ではほとんど交換しません。しかし、ホンダのCR−Vや、走行距離が多い四輪駆動車では傷んでくることが多いです。劣化が進むと、運転中の音が大きくなることもありますので、気になる場合は専門家に相談しましょう。

ブレーキフルード
 日本で車検が厳しかった時代には数年ごとの交換が義務付けられていた液体です。ブレーキを効かせるためには、これが正確に作用しなければいけません。
 日本で免許を取得した人は教習所で習うと思いますが、下り坂道でブレーキをかけた状態が長いと、ブレーキフルードが沸騰し、ブレーキ管の中に空気の気泡ができます。気泡ができると、ブレーキを踏んでもこの気泡が縮むだけなのでブレーキが効かなくなります。実はこのブレーキフルードは湿気(水)に非常に敏感で、水分を含むと沸点が下がるなどの欠点もあります。真っ黒になっていたり量が減っていたりしたら、専門家に見てもらいましょう。

バッテリー
 昔は自分でバッテリーを開け、バッテリー液を足した人もいるのではないでしょうか。しかし、現在ではこうした使い方はしなくなりました。バッテリーは必ず新品と交換しましょう。

エアフィルター
 エンジン内に清潔な酸素を取り込むために大気内のホコリやごみなどの不純物を取り除く役割を果たしています。このフィルターが汚れていると、十分な酸素がエンジン内に送られず、効率よくガソリンを燃焼できなくなるため、燃費が悪くなります。エンジンに負担をかけないためにも、エンジンオイルの交換2回につき1回の頻度でエアフィルターを交換すると良いでしょう。

キャビンエアフィルター
 客室内の空気循環経路に付いているフィルターです。例えば排気ガスなどで外が煙っている場合に、空気をろ過して室内を快適に保つ役割をしています。フィルターにカビが生えていると、それを吸い込むことにより、健康を害することがあります。自宅のエアコンの手入れはするのに、車のキャビンエアフィルターは交換したことがないという人は今すぐ、整備工場で点検してもらいましょう。

タイヤ
 路面と接する面にある、縦(進行方向)に入っている溝の中に「交換サイン」と言われる凸部があります。この凸部と周りのタイヤの高さが同じになったら交換時期の目安です。
 しかし、溝に「交換サイン」が出ていなくても、タイヤを交換しなければならないときもあります。タイヤは通常、均一に摩耗するのですが、運転の仕方、路面の状況、タイヤの姿勢(アライメント)、空気圧の過不足などさまざまな理由から、全てが均一に摩耗しないことがあります。この現象を総じて「偏摩耗」と呼びます。運転していて車の動きがおかしいと感じた場合は、タイヤとアライメントの点検をしましょう。

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