日本の酒と食の魅力伝える 酒エキスポ&フードショー2019

 日系食品卸会社のJFCインターナショナルは7日、マンハッタン区チェルシー地区のピア60で食品見本市「酒エキスポ&フードショー」を開催した。
毎年恒例となった同催し、今年は約30の酒造会社と約50の食品と関連機器メーカーが出展。試飲と試食を含むデモンストレーションで業界関係者らに商品をアピールした。
 醸造大手の白鶴酒造は、「さゆり」「杜氏鑑 」などの日本酒13種類を出品。北米伊藤園やカルピスビバレッジUSAなど大手飲料メーカーも一堂に会した。
 今回が初参加となったメーカーも多く、ベアレン醸造所(岩手県盛岡市)はドイツ式のラガービール「百年麦酒」を出品。富士山の天然水を使った「富士山ウイスキー40°」を出品したミレックスジャパン(山梨県甲府市)の志村みどりさんは、「日本産ウイスキーの需要が海外で高まっている。きょうは非常に手応えを感じる」と満足そうだった。
 初出展の食品メーカー、万城食品(静岡県三島市)は「わさびドレッシング」や「わさび味噌」など、わさびをアレンジした商品を紹介。製菓会社の岩本製菓(愛知県稲沢市)は70年以上前から日本で親しまれる「タマゴボーロ」を出品した。非日本人を含めた多数の来場者が手に取り、グルテンフリーだという同商品の説明を熱心に聞いていた。

1400人が来場し、大盛況となった(photo:Yurika Fukagawa / 本紙)

日本酒を試飲する来場者(photo:Yurika Fukagawa / 本紙)