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ニューヨーク市から多額の助成金を受け運航されているNYCフェリーの利用者の大多数が、船着場付近に暮らす富裕層の白人であることが分かった。ニューヨーク市経済開発公社(EDC)が1日に発表した報告書を基にamニューヨークが2日、報じた。
報告書によると、2017年5月に運航が始まった同フェリーの利用者の64%が世帯所得が7万5000ドルから10万ドル(約1069万円)の白人で、利用者全体の約半数が世帯所得10万ドル以上だった。乗船1回につき9ドル34セント(約998円)が市民からの税収による助成金で負担されているが、18年の報告書によると、地下鉄への助成金は2ドル73セント(約292円)で、バスは4ドル59セント(約490円)だった。
市会計監査局の17年の報告書によると、バス利用者の平均個人所得は2万8455ドル(約304万円)で、地下鉄は4万ドル(約430万円)だった。バス利用者の半数以上が外国生まれで4分の3が有色人種だった。
デブラシオ市長は22年までに、同フェリーに6億3850万ドル(約682億円)の予算投入を約束。一方で、バスの運行改善に予算を充てるべきとの声が上がっている。
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