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ウィスコンシン州警察と米連邦捜査局(FBI)などは12月29日、ブルックリン区在住のデービット・ヘイ容疑者(39)をウィスコンシン州ミルウォーキー空港で逮捕。同州東部地区連邦検事局は3日、同容疑者を未成年へのわいせつ容疑で起訴、発表した。同容疑者は、ニューヨーク市教育局(DOE)のリチャード・A・カランザ局長の副補佐官。起訴後、解雇処分となった。
同検察局によると、ヘイ容疑者は昨年7月から人気デートアプリを通して同州ニーハム市在住のコルトンという名前の14歳の少年と接触、少年に性的な電子メールを送り、わいせつ行為目的でホテルのジャグジー付きの部屋を予約。しかし、実際には「コルトン少年」は存在せず、警察のおとり捜査だった。
ウィスコンシン州出身のヘイ容疑者は2011年から14年に、同州南部のトマ高校で校長を務めており、同容疑者の携帯電話からは同高校の元生徒のわいせつ写真も見つかった。トマ高校の前に同容疑者は、同州ウェールズのケトルモレーン高校の校長だった。
3日付ウォール・ストリート・ジャーナルによると、同容疑者の弁護士は、ウィスコンシン州行きは帰省が目的だったと主張。市教育局はコメントを避けており、同容疑者は生徒と定期的なコンタクトはなかったとしている。ただし、視察時に児童と接触があり「動揺している」と話す小学校の校長もいる。
わいせつ行為勧誘で有罪になれば最低10年から終身刑に、児童ポルノ所持で有罪になった場合は、最高10年の禁固刑に直面する可能性がある。
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