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ニューヨーク市では最近、医療関係者の副業が盛んだ。ニーズも斡旋する企業も増えている。本業より高い時給で働けるのも魅力だという。ウォール・ストリート・ジャーナルが21日、報じた。
コネティカット州ノーウォーク市で「ナースプラクティショナー(上級看護師)」として働くメリッサ・フラハーさん(29)は、マンハッタン区でピアスの穴を開けるサービスを専門に提供する会社ローワンに所属している。報酬は1回につき85ドル。これまで数百もの耳に穴を開けてきた。「割が良く、勤務時間も自分の都合に合わせられる」とフラハーさん。
また同区の医療関連企業I.V.ドクは看護師を契約社員として雇用し、一般家庭や会社に派遣。二日酔いや食中毒を点滴で治療する。同区のスイフトシフトは人工知能(AI)で、在宅で治療を受ける患者の病気や症状に合わせて、看護師をマッチングするサービスを提供。各種セラピストが電話や電子メールで患者からの相談に答える「トークスペース」にも注目が集まっている。
市内で働く医療関係者は推定で約50万人。ニューヨーカーは健康に対する意識が高いとされることから需要と供給のバランスも取れている。新しいビジネスとして有望視する関係者も多い。
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