最近のダイナーは「気取りすぎ?」 伝統的ダイナーと比べてみた

New-York April 29, 2007 - Manhattan's railroad-style diners becoming extinct. The Moondance is a chromed, railcar-style place. After more than 70 years, the owners of the lot at 80 Sixth Ave. have decided not to renew the diner's lease. They received permission from the city to build a residential building. The word "diner" comes from "dining car," as they were once based on a railroad design. They started as mobile lunch wagons 150 years ago, and evolved into the prefabricated, easy-to-move structures we know today. The true stand-alone railroad-car diner is down to just a few in Manhattan.
ニューヨーカーはダイナーが好き。最近もマンハッタン区にカーネギーダイナー&カフェ、同区ソーホーにはソーホーダイナーができた。28日付ニューヨークポストが、新旧のダイナーを比較した。
米東海岸発祥のダイナーは店の構造で定義される。列車の車両のレプリカを使うのが「お決まり」だ。テレビドラマや映画の撮影にも使われた6番街80番地のムーンダンスがその典型だったが、家賃高騰のため2007年に閉店。トライベッカのスクエアダイナーや金融街のパール、クイーンズ区アストリアのネプチューンダイナーが本来の姿をとどめている。
一方で、壁にタイルをあしらったカーネギーダイナーでは広く取ったガラス窓越しにカーネギーホールのにぎわいが見え、ソーホーダイナーはタイムズスクエアにあった名店「ハワード・ジョンソン」を意識しているようだが、雰囲気はディズニーワールドにあるハリウッドスタジオのようだ。「米国のダイナー:その昨今」などの著書で知られるダイナー研究家のリチャード・ガットマンさんは「新しくできたダイナーは気取りすぎている」と指摘する。
ただし、新旧で変わらないのは1日中朝食を提供し、ほぼ24時間営業でまずいコーヒーを出すこと。超甘いケーキやパイがケースの中に並び、メニューは「なんでもござれ」で、サービスは「スピードが勝負」。
さて、この週末は久しぶりに「ダイナーで朝食」してみませんか?

Jean-Michel Clajot
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