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ニューヨーク市警察(NYPD)は、地下鉄の駅や車両に描かれたグラフィティ(落書き)の取り締まりを強化、効果を上げている。ウォール・ストリート・ジャーナルが17日、報じた。
昨今、SNSにグラフィティを投稿することが流行。ニューヨーク州都市交通局(MTA)によると、グラフィティが描かれると、MTAは車両の使用を約1週間中止し、数千ドルをかけて洗い落とさなければならない。トンネルや車両の清掃は遅延や混雑を引き起こすし、毎年、数十万ドルの経費がかかるという。2009年には102件だったグラフィティ洗浄作業による車両の使用中止は13年ごろから急増。18年には350件に達した。
NYPDは、夜間でも見通しが利く赤外線メガネの使用やアーティストのプロファイル作成などで取り締まりを強化。その結果、19年には248件に減少した。
地下鉄のグラフィティは1970年代にサブカルチャーとして定着。今でも世界中からアーティストが地下鉄を目当てに「聖地」ニューヨークに集まる。
これに対し、NYPD交通課のレイモンド・ポーテウス警視正は、「アーティストではない。われわれは『犯罪者』と呼んでいる」ときっぱり。見つかった場合は、器物損壊の容疑で逮捕され、損害賠償も請求されるという。

191st Street Subway Station, New York Mike Mishkin(www.flickr.com/photos/111432470@N03/)
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