エイズ活動家で国立感染症研究所所長のファウチ博士の友人、ラリー・クレイマーさん(84)は、マンハッタン区の自宅で新型コロナウイルスの時代を描いた芝居「恋人たちの軍団は死んではならない」を執筆中だ。ニューヨークタイムズが28日、報じた。
クレイマーさんによると、内容は「エイズ」「新型コロナウイル」の2つの疫病と「体力の衰え」を経験した同性愛者を描いたものだという。クレイマーさんは1988年にHIV陽性の診断を受けて以来、何度も死に直面。新型コロナウイルスの大流行はエイズ禍の悲惨な記憶を呼び覚ますという。クレイマーさんは1980年代、連邦政府のエイズへの対応が遅いとファウチ博士を厳しく糾弾。しかしクレイマーさんが肝臓移植を受けた際、ファウチ博士が行った実験的治療で命を救われた。
迷走するトランプ氏の下で任務を遂行するファウチ博士を気遣い、クレイマーさんがメールを送ったところ、博士から戻ってきたのはたった1行、「ハンカーダウン(避難せよ)」。
昨年4月、アパートで転倒し足を骨折してからほとんど外出しないクレイマーさんにとってコロナ禍の最大の問題は孤独だ。2013年に集中治療室で結婚した夫は、ウイルスを自宅に持ち帰ることを警戒して別居中。外出自粛令が出てからホームヘルパーも来なくなった。
クレイマーさんは、新型コロナウイルスの状況が変わるたびに、毎日のように脚本に改訂を加えているという。
新型コロナを題材に脚本を執筆 エイズ活動家でファウチ博士の友人
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