UK 治験日本人スタッフがサポート治療試験の参加者募集

　医薬品開発の過程で、薬として国からの承認を得るために行う治療試験「治験」。臨床研究の支援活動を行うUK治験では、日本人スタッフが在籍しており、万全なサポートで治験に参加することができる。しかし、不安な面があることも確か。そこで今回、UK治験ボランティア募集を担当するファライ・ムツワングマさんに、話を聞いた。

Q　UK治験とは？
A　UK治験は、日本人やアジア人被験者の募集に豊富な経験を有している治験のコーディネート会社です。英国を本拠地としていますが、2016年からは米国テキサス州でも活動しており、米国や欧州で実施される医薬品開発の一端を担っています。

Q　UK治験のボランティアに参加するには？
A　健康状態と適合性の評価を行い、適性があると判断された場合、ボランティア登録となります。治験参加には、コーディネーターが新薬の特徴や安全性について詳しく説明します。また、皆さんの健康と安全を確認するために健康診断を行い、医師の診断結果により参加の合否が確定されます。参加可能とされた場合でも、ご自身の意志で参加を決定いただけます。

Q 　治験参加中は？
A　治験中は、治験薬の決められた用法用量を摂取し、薬がどのように吸収・排泄されるのか、その効果を測定するなどの検査が行われます。万が一体調が悪くなった場合には、すぐに医師に相談して、その場で辞退する事もできます。

Q　治験終了後は？
A　治験後には、健康に支障をきたしていないか事後検診を行い、全ての工程が終了となります。体調に不安がある場合は、治験後も私たちや医師と連絡を取り、相談することができます。

Q　機密情報の保護については？
A　参加者に関する全てのデータは機密扱いとされ、米国法によって保護されています。また、データはUK治験や関係機関に保管されますが、参加者はいつでも情報削除を依頼できる権利を持っています。