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ニューヨーク市内の医療関係者が、ジョージ・フロイドさん暴行死事件や人種差別に対する抗議行動、「White Coats For Black Lives(白衣が支援する黒人の命)」を展開。6日、マンハッタン区セントラルパーク(97丁目)から5番街を南下した後、コロンバスサークルまでデモ行進した。ゴッサミストが7日、報じた。
レノックスヒル病院で新型コロナウイルス感染者を担当する看護師、スタンリー・モリンさん(29)は参加者の1人。「我々を支援してくれたコミュニティーを、今度は我々が支援する」と参加理由を明かした。モンテフィオーレ病院の麻酔科フェロー、サラ・サーコナさんは「人種差別は『社会の疫病』。医者として責任を果たす」と話した。
医療現場で目の当たりした人種格差が、抗議行動に駆り立てた。マウントサイナイ病院の麻酔科研修医、グレッグ・ボールドウィンさんによると、黒人の多く住むイーストハーレム地区の患者の多くは、かかりつけの医者がいないため「病院に搬送された時点で手遅れであることが少なくない」と話す。ニューヨーク・プレスビタリアン病院の研修医、ソランゲ・バヤードさんによると、移民の多いクイーンズ区ジャマイカの支部病院では、薬剤や人工呼吸器へのアクセスが他地域よりも困難。「住民は、大変な思いをしている」と話している。
その他ニューヨーク大学病院や、市内の主要な病院もツイッターに「#whitecoatsforblacklives」のハッシュタグを付け抗議活動の様子や人種差別問題について投稿し、同活動を支持している。

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