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コロナ禍で失業したストリートベンダーに食事を作ってもらい、困窮したニューヨーカーに無料で配るというプログラムが注目されている。ゴッサミストが9月30日、報じた。
このプログラムは、非営利団体アーバン・ジャスティス・センターの「ストリートベンダー・プロジェクト」。スタブロス・ニアルコス財団からの支援を受け、ストリートベンダー30人を雇用して、過去7週間で6500食を無料配布した。その多くは移民。その中には、エレナ・ワングさん一家もいる。ニューヨーク大学近辺の歩道で営業していたが、大学が遠隔授業に移行したため「ビジネスが途絶えた」という。
食べ物が満足に買えないニューヨーカーは推定200万人。その多くも移民で、政府による援助の対象外だ。ブルックリン区サンセットパークで、無料配布所を運営するチャイニーズ・アメリカン・プランニング・カウンシルのスティーブ・メイさんは「零細企業を支援し、困っている人たちに温かい食事を提供できる」と指摘。「移民が移民ために作るエスニック料理だから口に合う。『一石三鳥』だ」と評価する。
ただし、このプログラムは10月2日に終了する予定。ハーレム・シーフード・ソウルのトラックが、ブロンクス区のボストン・シーカー・ハウスで最後の無料配布を行う。

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