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ニューヨーク市では今年、パンデミック下の規制の影響で、次期市長や市議会議員候補が、通常とは異なりオンラインを使った資金集めのイベントや集会を行っている。ウォール・ストリート・ジャーナルが10日、報じた。
市では今年、市長、会計監査官、市議会議員の席を巡り、数百人が選挙に出馬する。パンデミックのなか、コメディショーや雑学クイズ、自由参加型ステージ、カラオケ大会など、従来の寄付金集めのパーティーや集会とは異なった、親密感のあるカジュアルなオンラインイベントを企画している候補も多い。
スコット・ストリンガー会計監査官は過去10年間、プラザホテルなどで、女優のスカーレット・ヨハンソンさんの司会による選挙資金集めのイベントを行ってきたが、今年は、ヨハンソンさん司会の、ズームを使ったフォーラムが開催される。マンハッタン区から市議会議員に出馬するジェフリー・オムラさん(民主)は12月、俳優のライアン・スパーンさんとマイケル・ユーリーさんが司会の、映画上映を含む仮想カクテル募金活動を主催した。多くの選挙事務所は、デジタル化によって、移動時間や悪天候によるイベントの中止などへの懸念が排除され、候補者はより多くの人々と会うことができると述べている。今年の予備選挙は9月から6月に行われ、通常より選挙期間が短縮されている。

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