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NY市内で目に付くホームレス
歩道脇や地下鉄車内「何をしだすか」

歩道脇で毛布にくるまって眠るホームレス。地下鉄の中で、新聞紙の上に素足を投げ出してぐったりしているホームレス。その横には、ゴミとゴミだらけの食料を山のように抱えたホームレスが座っている。
新型コロナウイルスの脅威から回復、経済が再開し始めたニューヨーク市内で、ホームレスが目に付くようになってきた。13日付のamニューヨークは、見苦しいだけでなく「何をしだすか気が気でない」と脅威を感じるニューヨーカーの声を伝えている。
NY州都市交通局(MTA)は、市のソーシャルサービス局やホームレスサービス局(DSS−DHS)と協力し、地下鉄終点駅24カ所で対策を実施。これまでに800人をシェルターに収容した。今年1月現在、シェルター制度を利用していないホームレスは推定2376人。コロナのピーク時と比べて、38%減少している。
MTAは「ホームレスは市の問題」としながらも、防犯カメラの増設や警備員・警察官の増員で車内での放尿などの不適切な行為を取り締まる考えだ。
州の精神衛生法では、自己や他人に危険が及ばない限り、ホームレスを強制的にシェルターに収容することは禁じられている。ホームレスは政府に不信感を抱いている一方、DSS−DHSはその払拭に力を注ぐ。とはいえ、信頼関係を構築するまでには時間がかかりそうだ。
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