サステナブルとは
世界的に地球温暖化が深刻化してきている現在、日本でもサステナブルという言葉を身近に聞くようになりました。サステナブルやサステナビリティという言葉は直訳すると「持続可能な」という意味です。
地球温暖化の原因とは
主な原因としては、家畜が排出する温室効果ガスの影響、人間が使う化石燃料などの再生可能ではないエネルギーから排出される二酸化炭素量の影響などが挙げられます。温暖化が更に進んでいくと、世界の気温の上昇、海から食用の魚がいなくなる、壊滅的な台風、洪水や干ばつなどの天災が起きる、絶滅危惧種の動物はますます絶滅に近づく、熱帯性の感染症発生範囲の拡大、更には気候の変化による病害虫の増加により世界的食糧難に陥る可能性もあります。

ニューヨークのサステナブルな動き
雑多なイメージの多いニューヨークですが、実はサステナブルのトレンドはニューヨークから始まったと言われています。ニューヨーク市長は2015年に環境問題への長期的な目標をいくつか掲げ、問題解決に向け取り組んでいます。そんなサステナブル最先端のニューヨークでは、様々な形で地球温暖化対策が行われています。
- シティバイク(Citi Bike)
電車、車やバスなど温室効果ガスを排出する移動手段ではなく、市内で気軽に乗り捨て、レンタルが出来る自転車を推奨し、なるべく温室効果ガスの排出量を減らす動きがあります。自転車のレーンや自転車ステーションは年々増加しています。
- サステナブルなお店
ニューヨークにはサステナブルな商品を扱うお店が多くあります。また、梱包を行わないことによって無駄なプラスチックの利用の削減を行うお店、エコバックの推奨を行うお店も多くあります。
- サステナブルなイベント
環境問題に関する意識が高いニューヨーカー。「Re FasionWeek NYC」というニューヨーク市が主催するイベントでは古着を利用してファッションショーが行われます。年々、様々なデザイナーやファッションブランドとコラボもされています。
- サステナブルなホテル
再生可能な素材の家具が使われているホテルや、ごみ箱が設置されておらず、資源の再生を促すホテル、照明をLED電気にすることで二酸化炭素排出量の削減を行うホテルなど、多くのホテルがサステナブルな活動をしています。
私たちに出来ること
まずは地球温暖化の問題に対して関心を持つことが大切であるとされています。
ここ数年では、アメリカで作成されたドキュメンタリー「Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密 」、「Seaspiracy: 偽りのサステイナブル漁業」やイギリスの「デイビッド・アッテンボロー: 地球に暮らす生命」といった映画やドキュメンタリーが世界的に話題になりました。また、ヨーロッパでもサステナブルに対する動きは進んでおり、電子部品やDIY工具などをオンラインで販売しているRS Components(本社:イギリス)が運営するウェブサイト「Design Spark」では世界各国のエンジニアがキャンピングカー用のソーラーパネルの構築や風力発電機の取り付けなど、再生可能エネルギー(グリーンエネルギー)の利用方法をいくつか紹介しています。
このように、メディアを通してこの問題の深刻さを全世界に知らせることが大切なのかもしれません。
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