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地下鉄利用者数、コロナ後で最多
学校再開「通常の生活に戻りつつある」

MTAは15日、ニューヨークの公立学校が今週再開されたのに伴い、1日あたりの地下鉄利用者数が新型コロナウイルス感染拡大後の最多記録を更新したことを明らかにした。13日は277万人、14日は290万人に上る。15日、ニューヨークポストが伝えた。
MTAは「人々は通常の生活に戻りつつあり、MTAを信頼してくれている」と強調。学校や飲食店が閉鎖された前日にあたる昨年3月16日の利用者は約218万人だった。その後の数週間、利用者数は10%以下に激減。市議会は約140億ドルの資金投入を決めた。
2019年の1日あたり地下鉄利用者数は約550万人。MTAのコンサルタントによれば、この水準にまで回復するには数年を要するとされる。利用する人がさらに戻るためには、マスクの使用が不可欠という。
MTAの調べでは、利用者のマスク着用率は、夏は少し減少した。ただ、ここ数週間では増えている。8月23日から9月3日まで行った最新調査では、74%の乗客がマスクを着用していた。一方、12%の乗客が正しくない使い方でマスクを着用していた。
MTAのジャンノ・リーバー会長代行は「私たちは、利用者がマスクを着用していることを確認したい。それが安全であり、地下鉄の精神にも合致するためだ」と述べるとともに「ここは共有の公共空間だ。お互いに尊重し合い、ルールに従う。それがニューヨーク流だ」と締めくくった。
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