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自己採取検体で迅速、低コスト
新たなPCR検査、ノースウェルヘルスが導入

ニューヨーク州最大の医療システム「ノースウェル・ヘルス(NH)」は4日、自己採取検体を使用した低コストで信頼性の高い新型コロナウイルスの新たなPCR検査「ラブゴールド(LabGold)」を、従業員用に導入していると発表した。今後、一般への導入を目指している。各メディアが、報じた。
ビル&メリンダゲイツ財団からの250万ドル(約2億7800万円)の助成金で開発した。医療従事者が鼻の奥深くに綿棒を入れて検体を採取する鼻咽頭ぬぐいとは異なり、自分で鼻のすぐ内側の鼻腔液をぬぐった綿棒を、ペンのキャップ大の容器に差し込むだけ。痛みも人との接触もなく、採取が行える。
この検査法では、現行の検査1回にかかる費用の10分の1で10回の検査が可能で、正確さは同等という。英LGCの高処理能力プラットフォームにより、1回に96回分の検体を読み込んだ後、別の機器で1度に384回分の検査が可能になる。1つのテストラインで、1日最大10万の検体を処理できる。
コロナだけでなく、一般の風邪や呼吸器合胞体ウイルスなどの診断も可能。米食品医薬品局(FDA)は8月20日、NHでのラブゴールドの使用を承認した。NHは、職場や学校、検査体制が整っていない地域での検査を容易にすることを目的に、今後数週間に、同検査法を一般向けに展開することを目指している。
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