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新名所の展望台、21日オープン
ミッドタウンに没入型体験空間「エアー」

マンハッタン区ミッドタウンの新名所として展望台「サミット・ワン・バンダービルト」が21日にオープンする。42丁目とバンダービルト・アベニューの角に建つ高層ビル、ワン・バンダービルトの91階から93階に設けられた。没入型体験空間「エアー」では、鏡や照明が施され、数百フィート下の街並みを眺めることができる。ニューヨーク・タイムズが18日、報じた。
エアーを手がけたのは、ビヨンセとのコラボレーションで知られるデジタルアーティストのケンゾー・デジタル氏(42)だ。ニューヨーク出身のデジタル氏は「エアーは単にインスタグラムの背景や光景としてではなく、刺激を与えることを目的に作られた。市との深い感情的なつながりのきっかけとしたい」と意気込みを強調。中学生の頃はグラフティアーティストで、午後11時から午前6時といった妙な時間帯に市内を散策した。トンネルや線路、放置され忘れ去られた場所を歩き回り、市を「有機体」として見ることを学んだという。同時に、ニューヨークの街が様々な時間帯に異なって認識されることにも気づき始めた。
パンデミックの間もニューヨークを離れず、エアーの作成に取り組んでいた。デジタル氏は「高層ビルは市のDNAであり、技術と工学の進歩と人間の精神を表す。しかし、それ以上に高層ビルの上からニューヨーク市を見ると、すべてが変わる」と語る。
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