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高齢者施設での面会ルール緩和
ワクチン未接種者も訪問可能に―NY州

ニューヨーク州保健局は16日、新型コロナウイルスの影響で厳格化されていた高齢者施設の面会ルールを緩和した。面会時の予約を不要とし、ワクチン接種状況の証明やコロナ検査の陰性証明を示さなくても屋内や屋外で自由に面会ができる。ニューヨークポストが18日、報じた。
今回の見直しは、12日に発表された連邦メディケア、メディケイドサービスセンター(CMS)の基準に一致させた形。高齢者施設を擁護する人たちは「継続的な面会制限は、入居者の精神的、肉体的健康に悪影響を与える」として、面会規制の緩和を求めていた。緩和が実現したのは、高齢者施設でのワクチン接種率が上昇したためで、州内の全高齢者施設入居者のうち、89%がワクチン接種を完了している。さらに、ワクチン未接種のすべての医療従事者を解雇するという今秋初めに課された必要条件に従い、施設職員の94%が一連の予防接種を完了している。
CMSのガイダンスでは、面会は感染予防の基本原則に基づき、他の入居者へのリスクを増やさない手立てで行う必要があり、マスク着用やソーシャルディスタンスの確保、消毒などが求められる。ワクチン未接種の入居者、訪問者を接種完了者と区別することや、検査で陽性を示した人、症状がある人は面会を控えることも定めている。
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