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接種義務化のNY市長に非難続出
「彼の行動で政治的でないものは何もない」

ニューヨーク市がすべての企業にワクチンの接種を義務付けたことに反発する声が上がっている。年内で任期切れとなるデブラシオ市長には経済界や共和党のみならず、足元の民主党からも非難が続出。出馬を目指す来年の州知事選への政治的思惑が込められているとして「彼の行動で政治的でないものは何もない」との見方も出ている。ニューヨークポストが6日、伝えた。
「先制攻撃」として、わずか3週間後となる27日以降の義務化には、急いで準備を強いられる企業側からは批判と驚きが交錯する。経済団体「Partnership for NYC」のキャサリン・ワイルド代表は「予告も議論もなく、合法かどうか、誰が行うのかわからない。事前に何の相談もなく、不意打ちを食らったようなものだ」と怒り心頭だ。
知事選の共和党予備選に出馬するリー・ゼルディン下院議員は「反ビジネス的で一面的、責任感も聡明さにも欠け、いつまでも『自分が一番よく知っている』という姿勢を示す極左のレームダック政治家を組み合わせれば、全米最悪の市長・デブラシオとなる」と指弾した。
民主党内からも「知事になるために最大限のダメージを与えようとしている。企業は更なる負担を強いられる」(ロバート・ホールデン市議)など反発する声が噴出。デブラシオ氏は、ホークル知事とアダムス次期市長には事前に伝えたとしている。
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