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NY市で昨年、重大犯罪が増加
2016年以来、初めて10万件超

ニューヨーク市で2021年、殺人や性的暴行、強盗などの重大犯罪の発生件数が急増し、2016年以来初めて10万件を超えたことが、ニューヨーク市警(NYPD)のデータでわかった。ニューヨークポストが3日、伝えた。
重暴行は、01年以来、初めて2万2000件を突破、20年から9.8%急増していた。パンデミック下で増加した犯罪の1つである車両の盗難も、20年から15%増え、10年以降最多を記録した。
殺人の発生件数は、20年の468人から486人に増え、10年ぶりに500人に近づいた。重大犯罪の7つのカテゴリーのうち、強盗だけは20年から21年にかけて18%減少したものの、パンデミック前と比べると17%増加していた。軽罪の暴行は、19年と比較して14%近く減少した。
市ではパンデミック以前、殺人の発生件数が着実に減少していた。しかし、コロナ禍の2年間で銃による暴力が急増したことを主な理由に、上昇。NYPDは21年、1877人の犠牲者を伴う1562件の銃による犯罪を記録している。19年と比較し、犠牲者数は101%、発生件数は103%、増加した。強盗は、20年と19年から、それぞれ5.1%と2.8%とわずかに増加していた。重窃盗も増加したが、パンデミック前のレベルよりも低いままだった。
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