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NY州、屋内マスク着用義務を撤廃
学校や市内の規制は別問題

ニューヨーク州のホークル知事は9日午前の会見で、屋内でのマスク着用義務を撤廃すると発表した。同日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
ホークル氏は昨年12月10日、ホリデーシーズンにオミクロン株が蔓延することを警戒し、レストランなどで客にワクチン証明を求めることを義務化。完全接種をしていなければ、常時マスクの着用を求めることとした。このガイドラインが今月10日に期限切れとなる。ホークル氏はこれを「緊急事態に備えた一時的な対策」として延長しない意向を表明。「新規感染者などの数が減少している」と続け、州内でコロナ感染が沈静化しつつあることを理由として挙げた。1カ月前に23%だった陽性率も4%に下がっている。
ただし、事業主がマスク着用を客に求めることは可能。公立学校でのマスク着用義務も、冬の中間休暇が明ける3月初めまで決定を先送りすることにした。市や町が規制を緩和するかも別問題。ニューヨーク市内ではレストランの屋内営業やイベント会場、スポーツクラブ、映画館などではワクチン証明が依然必要。市長の判断を待つことになる。
米疾病対策センター(CDC)はマスク着用については自治体のガイドラインに沿うことを奨励。飛行機や電車などの公共交通機関内や、屋外でも家族以外と接する場合はマスクをするよう呼びかけている。

現在NY市内のレストランやオフィス掲示されているフェイスカバー着用必須のポスター画像(Photo: NY市保健局のWeb)
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