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スポーツ選手もワクチン義務なし
アダムズ市長が経済復興計画発表


アダムズ市長は24日、市内を本拠にしているプロスポーツ選手やパフォーマーのコロナワクチン接種義務を即日撤回すると発表した。これにより、ワクチン未接種を貫くNBA「ネッツ」のカイリー・アービング選手が、本拠地バークレイズ・センターでの試合に出場できる。25日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
これまでは、市外を本拠にする選手などには接種義務の例外を認めていた。アダムズ氏も「アービング選手は、ワクチンを受ければ明日から出場できる」との立場を繰り返してきた。これに対して「個人の自由を無視する」などの批判が集中した。「ホームチームの選手を別扱いすることは許容できない」として、アダムズ氏も政策を変更した。理由は「経済的な健康を取り戻すこと」。プロスポーツを含むエンタメ業界は年間350億ドルの経済効果を市にもたらし、30万人を雇用している。
接種義務が残るのは市職員や民間企業の社員。デブラシオ前市長が導入した規制で、全米でも最も厳格だ。アダムズ氏もワクチン接種を推奨する立場は変えていない。この日も「カイリー、あたなもワクチンを受けるべきだ」と呼びかけており、今回の政策変更は「恣意的で、訴訟を免れない」との指摘には、「弁護士と事前に相談済み」と応じている。
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