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乱射事件の逮捕協力者「英雄」
情報提供者に計5万ドル

米ニューヨーク市内を走行中の地下鉄車内で男が銃を乱射し、撃たれた10人を含む計30人が負傷した事件で、アダムズ・ニューヨーク市長、ニューヨーク市警(NYPD)のキーチャント・スウェル警視総監らが20日、逮捕された男を目撃して通報した情報提供者を「英雄」としてたたえた。ニューヨーク・タイムズが伝えた。
事件は13日午前8時半ごろ、ブルックリン区を走っていた地下鉄Nライン車内で発生。逮捕されたフランク・ジェームズ被告は、ガスマスクを装着し、煙を充満させる装置を使用した後、30発以上を発射。翌14日午後、マンハッタン区の路上にいるところを通報で駆け付けた警官に取り押さえられた。
情報提供者は、匿名希望1人を含めた計5人で、5万ドルの報奨金が均等に支払われる。4人は、モハマド・チェイクさんとザック・タハンさん、彼らが勤めるDIYショップ「サイフィー」のフランシスコ・プエブラ店長、当日チャイナタウンに遠足に来ていた17歳の高校生ジャック・グリフィンさん。グリフィンさんは、被告の写真を撮影してSNSに投稿。他の3人は、マクドナルドを出て通りを歩いていた被告を目撃し、近くの警察官に知らせたという。
スウェル氏は「彼らの行動は、街のいたるところで、私たちが毎日ヒーローに囲まれていることを思い出させてくれる」と強調した。
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