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人間を魚と勘違いしたサメ、被害相次ぐ
ロングアイランドで2週間に5件

ロングアイランドで、サメが人間を襲う事件が2週間で5件相次いだ。幼魚が人間を魚と勘違いしたのが原因とみられる。NPRが17日、伝えた。
フロリダ州サメ研究プログラムのディレクター、ギャビン・ネイラー氏によれば、ロングアイランド沖にサンドタイガーシャーク(シロワニ)の繁殖地があることに加え、今年は餌となるバンカー(メンヘラ)が海岸近くに豊富にいることが、攻撃頻発を招いた可能性が高いとされる。
体長3メートル達し、顎からギザギザの歯が突き出たシロワニ。見かけによらず、おとなしいサメの一種で、通常は人間を避ける。人間への攻撃のほとんどは、魚を追っていて人間を魚と間違えた幼魚によるものだという。ネイラー氏は「サメが人間を狙わないのは統計的事実だ。その習性があるのであれば、1日に1万件の被害があるはずだ。サメに噛まれる確率より、海で溺れる確率の方が200倍は高い」と強調した。
サメ被害に遭わないためには①夕暮れから夜明けにかけて泳がない②一人で海に入らない③魚のうろこと見間違うような派手なアクセサリーを避ける④傷口が開いているときは海に入らないーなどが推奨される。万が一、サメに遭遇した場合は冷静を保ち、サメから目を離さずに岸へ戻るのが肝要だ。襲われそうになった際は、サメの鼻やエラを攻撃するのが最善の方法だという。
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