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CDCの緩和は「現実的なアプローチ」
ウイズコロナを意識した提案


CDCが新型コロナ対策を緩和したことに対し、専門家は「現実的なアプローチ」と評価している。4日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
米国ではもうすぐ新学期。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の生物統計学者、クリスティーナ・ラミレス氏は「新しいガイドラインはコロナの教育への影響を最小限に抑えるのに役立つ」と指摘する。例えば、ワクチン未摂取の生徒に濃厚接触があった場合でも、頻繁に検査を受けなくてもよいと緩和。その代わり、夏休み後やコンタクトスポーツ参加者などの高リスク時に監視調査を実施するよう現実的な提案をしている。「わかりやすくなった」と指摘するジョンズ・ホプキンス大学の医療安全性専門家、アメッシュ・アダルジャ氏もいる。
ただ、コロナが無くなったわけではない。米国ではいまだに1日平均10万人以上の新規感染者が出ており、死者も約500人。新しい派生種が現れ、事態が急変する可能性もある。今回の緩和でも、感染リスクの高い屋内ではマスク着用の推奨を変えていない。陽性反応者に少なくとも5日の自己隔離を求めるのも同じ。治療薬パクスロビドを服用し、リバウンドした場合は再度5日の自己隔離を始めてほしいとしており、ウイズコロナを意識した提案といえる。
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