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ニューヨークの経済、活気戻らぬまま
建設や娯楽、接客、小売業の低迷続く

全米がパンデミック前の活気を取り戻す中、ニューヨーク市の経済は低迷を続けている。パッチ(22日付)は、建設や娯楽、接客、小売業界など主要分野の雇用回復の遅れに注目し、原因を考察している。
7月、全米でパンデミックにより失われた雇用がすべて回復した一方、市の回復率は82%に過ぎなかった。パンデミック前の2019年夏には、16万3千人が新しいホテルやオフィスビル、住宅の建設に従事していたが、建設業従事者は今夏2万人減少した。現在進行中の建設は、パンデミック以前に着工したものばかりで、建設業界は、パンデミック前より15%低い水準で停滞している。
小売業界では19年半ば、34万6千人が店舗で勤務していたのに対し、現在は30万6千人に過ぎない。ミッドタウンの小売地区には活気が戻らず、観光客とオフィス勤務者の買い物のメッカ、ヘラルド・スクエアでは、ほぼ半数の店舗が空き店舗になっている。ニューヨーク市ホテル協会によると、約1万9千室のホテルが閉鎖されたまま。ブロードウェイの観客動員数は、パンデミック前の8割程度だという。
これらの業界が低迷を続ける背景として①大金を使う海外旅行者(特に中国人)の回復の遅れ②在宅勤務増加によるオフィス勤務者や出張者の減少③パンデミック下でのビジネスの閉鎖―などが大きく関係していると指摘している。
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