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銃許可証の「駆け込み申請」相次ぐ
NY州、来月からの条件厳格化を前に

来月1日から、拳銃を外で持ち歩くのに必要な条件が厳格化される法律が施行されるのを前に、ニューヨーク州内で許可証の取得を求める「駆け込み申請」が相次いでいる。法律では、16時間の訓練が求められる上、過去3年間のSNSアカウントを開示することが必要となる。ウォール・ストリート・ジャーナルが27日、伝えた。
州当局者によれば、取得に必要な身元調査に関連し、指紋を採取された人数は昨年の8月と比べ、ほぼ3倍に上っており、数千人が申請を急いでいるという。9月から施行される法律は、2時間の実弾射撃訓練を含めた計16時間の実地訓練が義務付けられている。SNSの投稿チェックについては、申請者が銃を保持するのに必要とされる性格や判断力があるかどうかを判断するためとしている。
連邦最高裁は6月下旬、ニューヨーク州法を違憲とする判断を出した。これを受け、州議会は新たな法律の制定を急いだ。施行される法律には、公園や保育所、政府ビルのほか、タイムズスクエアなどでの銃所持禁止も盛り込まれている。
「州外に引っ越す前に、できる限り入手しようとしている」。昨年初めてライフルを購入したアンドレア・フィッチリーさんは先週、許可証申請書を提出するために、ナイアガラ郡の事務所で6時間並んで待つことができるよう、仕事の日程を変更したという。
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