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NYの公立校、1万6千件の体罰苦情
州に寄せられた報告の大半が集中

ニューヨーク市の公立学校で昨年6月までの過去5年間にわたり、市教育局に寄せられた体罰に関する苦情が1万6千件以上に達したことが、教育監視団体「タイムズ・ユニオン」の報告書で分かった。パッチが26日、伝えた。
調査対象時期は、2016年1月~2021年6月。この期間に、ニューヨーク州全体から寄せられた苦情は約1万8千件で、その大半が100万人以上の児童・生徒を抱えるニューヨーク市に集中している実態が明らかになった形だ。
報告書によると、教師や職員が児童・生徒に対し、平手打ちや首を絞めるほか、押す、叩く、挟む、引きずる、無理やり掴むなどの体罰があったとしている。州議会では、ブルックリンク選出の民主党議員2人が、ニューヨーク市内のすべての学校における体罰禁止を明確にするための法案を作成しているという。
ニューヨーク市教育局の広報担当者は「体罰は、全ての公立学校で明確に禁止されている。あらゆる苦情を真剣に受け止め、完全かつ完璧な調査を実施する」と強調。「立証された事例を確認し次第、速やかに是正措置を取り、予防に向けた努力を強化する」として、再発防止策に務めるとの認識を示した。
政府によれば、黒人の児童・生徒が体罰を受ける割合が極めて高いとのデータもある。一部の報告書では、体罰被害の4割近くが黒人だったとの指摘もされている。
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