タイムズスクエア「銃持ち込み禁止区域」に NY市、州法の一時差し止めに対抗

 

 

タイムズスクエア「銃持ち込み禁止区域」に

NY市、州法の一時差し止めに対抗

 

「銃持ち込み禁止区域」に指定されたタイムズスクエア=11日(Photo: アダムズ市長の公式ツイッター(@NYCMayor)より)

 

 ニューヨーク市のアダムズ市長は11日、マンハッタン区のタイムズスクエアを「銃持ち込み禁止区域」に指定する条例案に署名し、法制化した。連邦地裁判事が先週、銃携帯許可証所持者まで銃持ち込み禁止の対象に含めるニューヨーク州法を「容認できない」とする判決を下したばかりだった。ニューヨークポストが報じた。

 ニューヨーク州シラキュースのグレン・サダビー連邦判事は6日、1913年制定の州銃規制法を違憲とした連邦最高裁の7月の判決を受け、キャシー・ホークル州知事が署名した「コンシールド携帯改正法」の一部に対して、一時差し止め命令を出した。53ページに及ぶ判決の中でサダビー判事は、マンハッタン区にある連邦第2巡回区控訴裁判所に異議を申し立てる猶予期間を、同州に与えるため、判決の発効日を3日後と定めていた。

 レティシア・ジェームズ州司法長官は10日、控訴審の間も、州法の効力を継続させるために申し立てを行った。市法律局法律顧問課のスティーブン・ルイス幹部兼課長は「法律は引き続き有効だ。ニューヨーク市内と州内全域で施行される予定だ」と強調したい。一方、アダムズ市長は、市内5区での違法な銃の売買のデータを追跡するための市議会条例案にも署名した。

 


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