
秋〜冬のホリデーシーズン
ニューヨークは大都会でありながら、四季折々の風景が楽しめる稀有な街であるところが、人々を飽きさせない理由の一つです。特にワクワクするのが、季節の風物詩のオブジェやウィンドウディスプレイ、イベントがお目見えする10月後半から年明けにかけて。
まずは10月31日のハロウィン。毎年行われるニューヨーク・ビレッジパレードから幕が開きます。お天気と体調が良ければ、是非一度は自ら仮装して、パレードに無料で参加する側として楽しむ事をお勧めします。登録は必要ありません。カナルストリートと6番街の列の前方に並んでおくと、プロの方々に混ざって行進し、一緒に写真を撮る事も出来ますので一層の没入感を味わえます。
このホリデーシーズンを手軽に楽しめるお勧めの映えポイント1位は、やはりロックフェラーセンター前のディスプレイです。毎年オシャレな飾りつけが華やかです。最近では、新しくなったPier17の東側に設置されるパンプキンアーチも、インスタ映えポイントとして人気です。
そして、11月第三週木曜日にはファミリー行事として最も大事な連休といっても過言ではない、サンクスギビングがやってきます。皆、家族と過ごす為に地方に戻る事が多く、地元民は少し減り、代わりに世界中から観光客が大勢やってきます。お目当ては、なんといってもメーシーズパレード。人気キャラクター達のバルーンが、そびえ立つビルの間を練り歩くのは壮観の一言。

今年のルートもセントラルパークウェストの76thストリートから南下し、メーシーズデパートまでパレードします。通行規制もかかり、人も多く、見る場所にも迷いますが、そんな中でもおススメはブライアントパーク。座って待つことも出来て、お手洗いもあり、少々人が多くてもバルーンはバッチリ見る事が出来ます。混み具合によって規制が入る時もありますので、スタートの朝9時までにスタンバイしておくと、良き場所を確保出来て見逃すことは無いでしょう。 サンクスギビングが終わると、一気に街がクリスマスムード一色に染まります。街が一番華やかに光に包まれるこの時期は、とても華やかで、行き交う人々もいつもより高揚している雰囲気が伝わってくるようです。 ウィンドウディスプレイといえば、メーシーズ、サックスフィフス、バーグドルフグッドマン、5番街の煌びやかな装飾が目を楽しませてくれます。ロックフェラーのクリスマスツリーは、ニューヨークのクリスマスの代表的なインスタ映えポイントで見逃せません。コロンバスサークル、ブライアントパーク、ユニオンスクエアのクリスマスビレッジの屋台やスケートリンクなどもホリデームードを盛り上げます。少し足を伸ばせるなら、ブルックリンのダイカーハイツのイルミネーションも、一般のご家庭とは思えないド迫力の飾りつけに一見の価値ありです。 パンデミックも落ち着いた今年のホリデーは、是非イベントを思いっきり楽しんでみませんか。


取材・文/MADOKA
日本発の国内・海外添乗員としての経験を経て、ニューヨークでアウトバウンド、インバウンドの両面から旅行業界に携わる。現在はVIPアテンドを務めながら、グループ専門のB2Bランドオペレーターのニューヨーク支店長として、企画から手配にいたるまで幅広い業務を行っている。大好きなニューヨークを、是非皆さんにも楽しく味わって頂きたい♪
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