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月金の地下鉄、一部路線で減便へ
MTA、週末増便で効率重視の運行

ニューヨーク州都市交通局(MTA)は来年6月から、リモートワークが集中し乗客が少ない月曜日と金曜日の地下鉄運行に関し、一部の路線で減便する。合わせて、コロナ禍後の回復が進む週末については、利用が見込める路線については増便し、乗客ニーズに応じた効率性重視の運行に切り替える。ゴッサミストが20日、伝えた。
新型コロナウイルスの感染拡大後、地下鉄の利用客は激減。MTAによると、今月14日の乗客は370万人で、コロナ前の2019年の同じ日と比べると、約64%に過ぎず、とりわけ月曜、金曜は乗車率が低いという。これに対し、週末の利用者数は早いペースで回復しており、最近の土曜日の乗客は260万人で、パンデミック前の77%にまで戻っている。
月金に運転本数を削減するのは、1、6、7、E、F、L、Qの各線で、土日に増やすのはG、J、Mの3路線。J、M両線は、予定されているウィリアムズバーグ橋の工事のため、今後2年間で25回にわたって週末の運行を停止する。G 線についても、信号設備工事により、線路を閉鎖する日が必要となる。
コロナによる乗客減で大打撃を受けたMTAは、今回の運行調整プランによって、年間150万ドルを節約する見込み。一方、来年6月から5.5%の運賃値上げを既に発表しており、膨らんだ赤字幅の縮小に今後も努める意向だ。
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