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NY地下鉄の銃撃犯、有罪認める
昨年4月、走行中の車内で発砲

昨年4月、ニューヨーク市内を走行していた満員の地下鉄で発砲し、10人を負傷させたフランク・ジェームズ被告(63)が3日、連邦裁判所で開かれた公判で、テロ犯罪について「地下鉄車内の人々に深刻な身体的損傷を与えるためだった」として、有罪を認めた。CNNが伝えた。
ジェームズ被告は当初、無罪を主張していた。今回の公判では、十数件に上るテロ攻撃や暴力、銃発射などの罪を認めた。ジェームズ被告は「死亡させる意図はなかった」としたものの、「地下鉄の車両内という密閉された空間で、私が銃を発射した結果、死者が出る可能性があることは認識していた」と述べた。
事件は2022年4月12日朝に発生。ジェームズ被告は同日午前8時半ごろ、ブルックリンのサンセットパーク地区にある36丁目駅に向かって走行中の満員の地下鉄Nラインの車両内で、ガスマスクを装着して発煙装置を作動させた上、少なくとも33回拳銃を発射した。発砲で10人が負傷、煙で負傷した人も含めて合計29人が入院した。
明らかに責任を認めていない場合、ジェームズ被告には殺意があったと判断する検察は40年から終身刑の判決を求刑するとみられる。事件は、新型コロナウイルスの感染拡大後、リモートワークを続けていた通勤客が地下鉄に戻り始めた矢先に発生し、市民に衝撃を与えた。
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