こんにちは,御所丸です。お元気ですか?春めいてきましたね!NYでは桜が満開になっているところもあるとか。年々,春が短くなっているように感じられますが,短い春を楽しみましょう!今回は,ニューヨークの建物に関する恐ろしいお話をふたつご紹介します。
日本に帰任が決まった友人ご家族が、住んでいたアパートの引越を終えて日本に帰るまでの間、最後の思い出にと、旦那さんが会社の近くの「ニューヨークっぽい」レンガ造りの古いアパートを見付けてきて、そこに住むことになりました。その頃は、強烈な寒波が来ていて連日マイナス20度近い日が続いていました。古い建物の多くがそうなのですが、建物全体の暖房に電気会社が供給する蒸気を利用しています。引っ越した当日,ベッドルームの暖房機をつけたところ、大量の蒸気が噴き出してきたので、旦那さんが慌てて配管を調べてバルブを見付け、締めたところ蒸気が収まりました。建物全体が蒸気のお陰で多少は暖かいので、そのまま寝ることに。翌朝、奥様は旦那さんとお子様を送り出し、昨夜運びこんだ荷物を片付けようと、半地下の部屋に入ってみたところ、床一面水浸し。。。止めたはずの蒸気が回り込んで水と化したようです。すぐに旦那さんを呼び出し、荷物を運びあげ、極寒の中膝下までずぶ濡れになりながらモップをかけて床を掃除。電気会社に連絡して蒸気専門?の技術者を呼んで、一日がかりで調べて貰ったら、やっぱりバルブを締めたのがマズかったとのこと。旦那さんは、帰任に向け仕事も忙しいらしく、会社とアパートを行ったり来たり。「ごめん,湯気がこんなに出るなんて」と謝るばかりで役に立たない旦那さんに向かって奥様、「私の方こそ湯気が出るわよ!」
ニューヨークに長年住む友人がBrooklynに古い倉庫を改造したリノベアパートを購入しました。しばらくして、奥様に住み心地を尋ねたところ、「聞いて下さい。キッチンの蛇口なんですけど。お湯とお水の、どちらをひねっても、熱いお湯しか出ないんです」「直しに来てくれるんですが、すぐまたお湯しか出なくなるんです。なぜだか分かりません」「それがまた、むちゃくちゃ熱いんです。水が出ないから」「お米が研げなくて困るじゃないですか!」 「トイレもそうなんですよ。熱いお湯しか出ないんです」「流したら湯気だらけ!」「ホントにビックリしますよ!」
ニューヨークでは毎日が冒険です!同じような日常なんて、つまらない?!思いもよらなかったことが起こることに感謝しつつ、日々、楽しく生きていきましょう!

御所丸 富太
プロフィール:NYの奥深さをこよなく愛する京都生まれの元NY駐在員。趣味は料理、ギター演奏など。NYでの副業成功を夢見ている。
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