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賃金搾取、劣悪な労働条件に直面
NY市から郊外移送の移民

殺到する移民を抱えきれなくなったニューヨーク市から郊外に移送された亡命希望者が、強制送還の脅しや賃金の搾取、劣悪な労働条件に直面している。メキシコの国境を越え米国に来た移民の大部分の目的は、仕事を見つけて収入を得ることだ。ただ、過去1年間で、10万人の移民たちは合法的に雇用されなかった。米国市民権・移民局に対し、亡命申請に基づく就労許可を申請し、承認されるまでの待機期間が180日間にも及ぶのが大きな障害となっている。
アダムズ市長は過去数カ月にわたり、仕事とより良い生活を約束し、約1600人の移民をバスで郊外に送った。しかし、仕事を見つけるのは容易ではなく、見つけたとしても、労働許可証を持たない移民らに対して搾取が横行する可能性がある。市からハドソン渓谷のホテルに移された12人以上の亡命希望者は、強制送還の脅しや賃金の窃盗、劣悪な労働条件に直面したとインタビューで語った。
報復を恐れ、匿名を条件に重い口を開いた移民たちによると、最低賃金を大幅に下回る賃金しかもらえず、全く支払われないこともあったという。州の最低賃金の半分である時給6.25ドルで16時間働くという移民もいた。ニューヨーク州労働局は、虐待を報告するよう促しているが、多くはまだ名乗り出ることを恐れているという。(15日、ポリティコ)
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