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NY市の保育料、数十年で最も高騰
一部の富裕層除き、苦境が続く

ニューヨーク市の保育料が高騰している。ニューヨーク・タイムズが11日、伝えたところによれば、ここ数十年において、上昇幅は現在が最も激しいとされ、ごく一部の富裕層を除けば、上流中産階級の家庭では、保育料の確保に向け、日々の仕事に対し奔走を余儀なくされ、苦境が続いているのが実情だ。
ニューヨーク州が保育業界に尋ねた調査によれば、市内の保育料に関する中央値は、2017年以降急騰。中でも、裕福な地域に位置して、モンテッソーリ教育を掲げる園では、毎月4千ドル以上を要するという。労働者階級の家庭でも、デイケアに少なくとも月2千ドルが必要になっている。
保育士など保育に関する人たちの中には、仕事から離れている人たちもいるという。彼らの多くは、州の最低賃金をわずかに上回る程度の収入にとどまっているため、自らの子どもの保育料についても、何とか支払いにこぎ着けている状態が続いている。
ニューヨーク市の家庭において、幼い子ども1人の保育料を支払うために、連邦政府が推奨する水準(保育料が世帯総収入の7%を超えないこと)を満たすには、年間30万ドル以上の収入が必要とされている。政府統計によれば、全米の一般的な都市部の家庭では、保育料のために収入の4分の1以上を費やしているという。
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