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「反イスラム」「反ユダヤ」の
ヘイトクライム増加
宗教を理由とするいじめ・解雇も

(ニューヨーク州 ヘイトクライム対策委員会のプレスリリースより)
ニューヨーク市警(NYPD)は23日、22日までの1週間にイスラム教徒を標的としたヘイトクライムが3件、ユダヤ人を標的としたヘイトクライムが20件発生したことを明らかにした。
イスラム組織ハマスとイスラエルの軍事衝突からすでに2週間。年初からのヘイトクライムは、「反イスラム」が12件、「反ユダヤ」が196件になった。昨年同期間の統計は、前者が18件、後者が208件。ただし、調査中の事件もあり、今年の数字は流動的。また、実際に事件がいつ起きたのかも明らかではない。ケースもある。
警察によるヘイトクライム統計の信頼性に疑問を呈する専門家もいる。事件が報告されなかったり、報告が遅れたり、誤って分類されたりすることがあるからだ。1つの事件がセンセーショナルに報道され、件数が増えたような誤解を与える場合もある。
いずれにしても市内のイスラム教徒コミュニティーもユダヤ人コミュニティーも警戒を強めている。イスラム教徒支援団体のもとには、宗教を理由とするいじめ、解雇、無差別な暴行などを受けたとする苦情が集まっている。ユダヤ人支援団体もSNSで反ユダヤ主義的投稿が「爆発的に増加」していると指摘する。連邦捜査局(FBI)やガーランド米司法長官も双方に対する脅威が増加していると警鐘を鳴らしている。(23日、ゴッサミスト)

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