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ニューヨーク市ダウンタウンにおける人の往来が、パンデミック前と比べて33%減少したことが、トロント大学の調査結果で分かった。人流の回復率が全米で最下位レベルの66%にとどまったことを意味しており、まだ回復途上にあるのがうかがえる。
調査は、米国とカナダの主要都市の「ダウンタウン」であるビジネス・観光地区で、買い物客や観光客、および住民や労働者を含む訪問者数を測定。スマートフォンの位置情報から歩行者の通行量をカウントし、2019年の3~6月中旬までの期間と23年の同時期を比較した。ニューヨーク市の「ダウンタウン」は、金融地区のウォール街を含むロウワーマンハッタンと、タイムズスクエアを含むミッドタウン。
ニューヨーク市の回復率は、調査対象66都市中で、54位。シカゴ市の回復率は61%、シアトルとミネアポリス市が60%以下、サンフランシスコ市では67%だった。一方、マイアミ市は92%、ナッシュビル市では88%、アトランタ市が85%、ロサンゼルス市83%、サンディエゴ市80%と、かなり回復していた。ラスベガス市は103%と、人の往来が3%増加し、パンデミック前よりも人の往来が増えた唯一の都市だった。(5日、ニューヨークポスト)
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