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低所得者向け住宅促進、読解力の拡大を
ホークル知事、一般教書演説

ニューヨーク州のホークル知事は9日、「私たちののニューヨーク、私たちの将来」と題する一般教書演説を行い、多岐にわたる施策に言及した。アダムズ市長が列席し、「住宅、防犯、精神衛生、経済などの面で、働くニューヨーカーを支援することになる」と評価した。
住宅に関しては、市の行政裁量を拡大し、低所得者層向け住宅建設を促す。そのため、密集度の高いディベロップメントや地下アパートを許可。オフィスの住宅転用も実施しやすくする。
防犯では、「未成年者にも売るような違法大麻販売店の取り締まりを強める」と発言。小売店を標的とする組織的窃盗に対する州警察特別班の新設、ドメスティックバイオレンス(DV)やヘイトクライムへの対策強化にも触れた。
さらに2番街地下鉄Q路線を125丁目沿いに西にブロードウェーまで延長する、ブルックリン区とクイーンズ区を結ぶ急行電車(IBX)を実現するなど市内の公共交通機関整備も約束。歩行者保護のため市内の最高時速を20マイルに引き下げることを認める法案(「サミーズ・ロー」)の支持も公言した。
また、市のフォニックスに重点を置いたリーディングプログラム導入を称賛。「学校のカリキュラムを変更する時が来た。効果が実証されているフォニックスに戻るべきだ」と語り、同プログラムの採用を州全体に拡大する方針を明らかにした。(9日、パッチ)

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