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ニューヨーク州は昨年、1000以上の学校でスクールランチを無料で提供するために、1億3400万円投入した。にもかかわらず、州内の子どものうち、6人に1人が十分に食事を提供されていないという。アッパー・ハドソン・バレーやロングアイランド、ウェスタン・ニューヨークを中心に約650校、30万人以上の子どもらが取り残されたままだ。

同州教職員組合(NYSUT)のメリンダ・パーソン会長は「私たちは、飢えた子どもたちを抱えている。そうした状況は、もはや容認できない」と批判。民主、共和の党派を問わず、州議会議員からも現状に対する非難が強まっている。無料でスクールランチを提供する法律は、ニューヨーク州に近いマサチューセッツ、バーモント、メイン各州のほか、カリフォルニア、コロラド、ミネソタ、ニューメキシコ、ミシガン各州で制定済み。
地元学生のひとり、リジー・アンドルーサさんも無料のスクールランチ提供を求めて、行動している。アンドルーサさんは「6年前、一緒にランチを食べた男の子は、ほとんどの日にランチを買う余裕がなかったので、静かに座っていた」と強調。ランチを提供する立場のシェフからも「カフェテリアは、子どもたちが一緒にパンを食べることができる場所であるべきだ」などの声が上がっている。(30日、CBS)
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