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「遠隔授業に入れない」と大混乱
諦めて自主的に休校にした保護者も

北東部が2年ぶりの大雪に見舞われた13日、ニューヨーク市公立校は新型コロナ禍以来初めての遠隔授業に切り替えた。ところが、90万人を超える生徒が一斉にログインして、授業に入れないなど大混乱に陥った。同日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
この日の朝、ログインを試みた教員、生徒、保護者の多くは「一時的に利用できない」とのエラーメッセージを受け取った。SNSには「何度もリフレッシュしてやっと接続できた」「教員がログインできず、待たされた」といった投稿が相次いだ。「最初は生徒がたった3人。いつも全員が揃うという考えは捨てた方がいい」との声も聞かれた。
午前10時頃まで授業開始を遅らせたため、出欠確認ができなかった学校も多い。「校長ですら接続できない。諦めて息子を公園に連れて行った」と自主的にスノーデーにした保護者もいる。市教育局(DOE)が運営していないチャータースクールでは「明日になれば再開できる。今日は雪を楽しんで」と休校にはしたところもある。
アダムズ市長は「いい勉強になった」とコメント。「遠隔授業は今後も利用する。完璧になるまでにはしばらくかかる」と続けた。「準備不足」との批判の矢面に立ったDOEのバンクス局長は正午になって、生徒と教員合計85万人がログインできたと発表。サービス委託先のIBMに「怒り心頭と言っても過言ではない」と矛先を向けた。IBMはコメントの求めに応じていない。

)より=2月13日
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