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地下鉄駅で2件暴行事件
交通機関の事件、増加傾向

治安の悪化が懸念されるニューヨーク市の地下鉄駅で3日、64歳の男性がプラットホームに蹴り落されるなど、2件の暴行事件が起きた。いずれも、逮捕者は出ていない。事件が相次いだことは、過去数週間に市内の交通機関で発生した複数の発砲や刺殺など、暴力事件が増加している最新の傾向を表している。
3日午後5時ごろ、マンハッタン区の地下鉄A、C、E線34丁目/ペンステーション駅北行きプラットホームで携帯電話を使っていた64歳の男性は、見知らぬ男に質問を受けたが、男の発言内容が理解できなかった。すると、容疑者の男は、男性の背中を蹴り、線路に転落させた。被害者の男性はその場に居合わせた乗客に助け上げられ、レノックス・ヘルス・グリニッジ・ビレッジ病院で膝と背中の痛みの治療を受けた。
同日午後8時ごろには、ワシントン・ハイツの地下鉄168丁目駅の中2階で、19歳の女性が口論となった女に顔を殴られる事件が起きた。市警によると、女性と一緒にいた18歳の男性は、口論を仲裁しようとした際に落とした携帯電話を盗まれたという。女性は、ニューヨーク・プレスビテリアン=コロンビア大学医療センターに運ばれたが、容態は安定している。(4日、ニューヨークポスト)
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