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地下鉄網での犯罪、わずかに減少
第1四半期の犯罪統計

アダムズ・ニューヨーク市長とキャバン市警(NYPD)本部長は2日、第1四半期(1ー3月)の犯罪統計を発表し、地下鉄網における犯罪全体は、前年比でわずかに減少していたことを明らかにした。とりわけ、3月の減少率は23.5%に上り、キャバン氏は「1月からNYPDの制服警官を千人増員した直接的な結果だ」と述べた。
地下鉄での暴力は稀で、2022年から23年にかけて重犯罪が約3%減少、殺人は10件から5件に減少していた。 しかし、乗客が地下鉄の車掌の首を切りつけた先月の事件や、最近起きた4件の殺人事件など、凶悪な事件が注目を集めている。アダムズ氏は「地下鉄犯罪は減少しているが、人々が交通システムで安全だと感じなければ、統計は重要でない」と指摘した。MTA当局によれば、武装、非武装にかかわらず、地下鉄網での犯罪の多くは不正乗車犯によるもので、過去数週間、この問題の抑制に多大な資源を投入したという。
同四半期の地下鉄網での犯罪は538件(1日平均6件)で、前年同時期比1.1%減。強盗が半減した上、重窃盗が105件から89件へ15%減、重罪暴行は55件から49件へ11%減と、重犯罪のカテゴリーで二桁減少し、全体の減少につながった。(3日、NBCニューヨーク)
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