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ニューヨーク市内で、市民を悩ませてきたネズミの目撃情報が激減している。市衛生局によれば、過去13カ月のうち、前年同月比でみると、12カ月で減少し、ハーレムやチャイナタウンなどネズミが多い地域でも前年比で14%近く減っている。ハミルトンハイツでは、目撃件数が55%減少し、劇的に改善している。

アダムズ市長は2022年の就任時、「ネズミは公共の敵ナンバーワンだ」などとして、追放することを宣言。本格的な駆除に乗り出したのが、功を奏しているとみられる。衛生局の関係者は、目撃情報の減少を巡り、アダムズ氏が毎日4400万ポンドに上るゴミの管理にあたったため「潮流のような変化をもたらした」と評価する。
アダムズ氏は就任初年度、長年の衛生規則を変更し、企業や住民にゴミの排出時間を遅らせた。家庭用・商業用ゴミとも23年4月、午後4時だったのを午後8時とした。また、市内5区のネズミ駆除を担う「ネズミ対策部長」のポストを新設し、最優先課題の一つとして取り組んできた。また、市内の企業に対し、ゴミ箱容器の設置を義務付け。今秋からは、1~9戸の低密度住宅にも同様の要件が適用され、市内のゴミの約70%が専用ゴミ箱に入れられることになる。(3日、amニューヨーク)
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