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カナダの小説家スティーブン・マルシェ氏は、ニューヨーク・タイムズ(25日付)に若者のスラングを巡るコラムを寄稿した。コラムの内容は以下の通り。

私の息子は高校を卒業したばかり。最も懐かしく思うことの一つは、息子が教えてくれた10代のスラングだ。私がこれまで使ってきたどのスラングよりもずっと優れており、役立つ。自らが直面する新しく、明確な現実に対応する言葉を考案したのだ。
例えば「Mid」。息子の使い方では、基本的に「平均」か「それより少し下」を指す。文句は言えないが、喜びはない。スターバックスにあるのは全て「Mid」のカテゴリーだ。「Glazed」も同様に、印象的な正確さを醸し出す。息子が何かを「glazed」と表現するとき、正確には嘘でも誇張でもなく、積極的に判断を空回りさせる行為を意味する。例えて言えば、スポーツ解説は90%が「glaze」だ。
「Sus」は、「Suspicious」などの略で、疑わしい世界を示唆する。ネット上でよく見かける「Cringe」は、耳障りなブランドを表す完璧なキャッチコピー。私のお気に入りは「based」だ。「based in fact」や「based in reality」の略で、物議を醸す意見を述べたときに同意を表す言葉として使われる。「カナダは米国に加盟すべきだ」と誰かが言うと、他の誰かが「based」と答えるかもしれない。
息子が彼の世代の言葉を垣間見せてくれたことに感謝している。スラングの目的の一つは世代間の違いを示すことであり、息子と私の距離を縮めてくれた。彼らは、私たちが見捨ててきた欠陥だらけの現実を表現する言葉を作り出すことで、私たちよりも欺瞞が少なく、革新的であることを証明してくれたのだ。
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