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ニューヨーク市の地下鉄の騒音レベルは高く、10年前から変わっていないことが「amニューヨーク」の調査で分かった。マンハッタンのユニオンスクエア駅の4・5・6番線アップタウン、ダウンタウン行きプラットホームで、携帯型騒音測定器を使い到着列車の騒音ピークを測定したところ、96~107デシベル・エー(dBA)を記録した。

国立労働安全衛生研究所によると、1日15分以上100dBAにさらされると、難聴のリスクが大幅に高まるという。同駅だけでなく、市の地下鉄システムの大部分で、騒音レベルが高かった。59丁目/コロンバス・サークル駅では、地下鉄1番線ダウンタウン行きのホームの騒音レベルが105dBAに達し、アスタープレイス駅の6番線アップタウン行きホームでは、通過する4・5番線の急行の騒音が107dBAに達した。
一方、B・C線の81丁目駅では89dBA以下と、騒音レベルは低かった。掃除機の音は通常70dBA程度。人間の耳には、100dBAで通過する地下鉄の列車はその約8倍の音量に聞こえる。これほどの騒音レベルに、短時間、断続的にさらされる場合の影響は少ないが、継続的にさらされると危険だ。日常的に浴びている多くの騒音は、時間とともに聴力に悪影響を及ぼすだけでなく、高血圧や睡眠不足、不安感などの健康問題を引き起こす可能性がある。(1日、amニューヨーク)
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