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ニューヨーク市にある公立学校の在校生と元生徒のグループが6月、市議会公聴会に出席し、「ドレスコード」を課されることによる屈辱を訴えた。市議会が制定した法律では、普遍的なドレスコードを義務付ける権限はないものの、教師らに自己点検と説明責任の強化を強制することはできるとされており、波紋を呼んでいる。ニューヨーク・タイムズが16日、報じた。
全米最大で、最も多様性に富んだ学校区であるニューヨーク市で、ドレスコードを導入しようとする試みには「困難がつきまとう」との声が上がる。ニューヨークにおいて、自己表現は最も重要であり、それ自体が教育法に相当する。議会を訪れた在校生らに同行したのは、教育者のアレーナ・ダニエルズさんだ。黒人や 「太った」生徒たちは、タンクトップやクロップドトップスを着ただけで罰せられた一方、痩せていたり、白人の生徒たちは「無罪放免」だったと強調した。
ドレスコードが定められた後、何度も服装チェックが行われている学校現場があるという。また、男子生徒がランチルームでシャツを脱ぐと、叱られるのを目撃した生徒もいるという。議会を訪れたグループは、服装に関する規定を生徒や保護者に明確に示すことを学校に義務づけるとともに、服装規定違反と罰則に関するデータを月別、週別、生徒の人種別、性別に分けて収集することを目指している。
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