
(photo: Pix11 Newsのキャプチャ / Pix11NewsのYoutube https://www.youtube.com/watch?v=raNHODLmOMoから)
ニューヨーク州のホークル知事は16日、ニューヨーク市の地下鉄システムにおける警官増員による取り締まりの強化と追加の安全対策を発表した。市警察(NYPD)は犯罪対策として、地下鉄システム全体で警官750人を増員、さらに20日から6カ月間、午後9時〜午前5時の間に運行する150本の列車内に制服警官2人ずつの合計300人を追加配置する。NY1が伝えた。
NYPDは既に、市内の交通機関各駅に2500人の警官を配置。州兵も引き続き地下鉄駅をパトロールする。今回の増員により、市の地下鉄システムにおける法執行機関職員の数は1年で2倍となった。知事は、地下鉄駅構内に視認性を向上させるためのLED照明の他、転落や犯罪による線路への突き落としを防ぐためのプラットフォームのバリア、無賃乗車防止を目的とした近代的な回転式改札口を設置する計画も公表した。
マンハッタンのレキシントンアベニュー/59丁目駅で16日、乗客が改札口を飛び越えるのを阻止するため、上部にギザギザの突起を付けた金属製のパネルで左右を仕切った新型の改札機が正式に導入された。ただ、実際には、飛び越えたりくぐったりして、比較的容易に通過することができるため、その有効性について疑問視する声が上がっている。
編集部のつぶやき
地下鉄で移動する際、ほぼ毎回と言っていいほど無賃乗車を目撃する。パンデミック前と比べて、大幅に増えているというのが肌感覚だ。ニューヨーク州都市交通局(MTA)によると、2024年の無賃乗車による収益減は8億ドル。回り回って、運賃値上がりとなってニューヨーカーの懐を直撃するわけで…。役立たずのしょーもない新型改札機導入に莫大な予算を注ぎ込む前にもっと有効な対策を真面目に考えてほしい。これだから役人仕事は使えないんだよ!(AK)
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