18〜19世紀から続く時代を超越した店を10日付インファチュエーションNYが紹介。ニューヨーカーにとってはおなじみの顔ぶれだが、その中からおすすめの店を選んでみた。

Fraunces Tavern(54 Pearl St.)1762年創業。アレクサンダー・ハミルトンとアーロン・バーが決闘の1週間前に食事したとも伝えられている。建物はニューヨークに現存する最古のもの。初代大統領ジョージ・ワシントンのお気に入りだったというチキン・ポット・パイを必ず注文しよう。The Ear Inn(326 Spring St.) 1817年創業。港湾労働者向けの“いかがわしい”酒場として、禁酒法時代はもぐり酒場として大繁盛した。「ミッキー」という名の船乗りの幽霊が出ることでも有名。Neir’s Tavern(8748 78th St.)1829年創業。映画「グッドフェローズ」はここで撮影。グッドフェローズソースをトッピングした特大ハンバーガーが自慢。
McSorley’s Old Ale House(15 E. 7th St.)1854年創業。床に積もったおがくずがトレードマーク。1970年まで「女性入店お断り」だった。生のタマネギとチーズを自家製エールで流し込むのがここでの流儀。Pete’s Tavern(129 E. 18th St.)食料品と酒の店として1864年に創業。禁酒法時代には裏にもぐり酒場を併設した偽造花屋として生き延びた。小説家オー・ヘンリーはボックス席で名作を書いた。絶品ハンバーガーをお試しあれ。クリスマスのライトアップも素晴らしい。White Horse Tavern(567 Hudson St.)港湾労働者向けの店だったが、のちに社会運動家や文学者のたまり場に。壁に飾られたウェールズの詩人ディラン・トーマスは1953年11月3日、ここで深酒をした後に死亡。彼の幽霊が出るとの逸話もある。くれぐれも飲みすぎないように。
編集部のつぶやき
正確には、トーマスは肺が悪く、ぜん息持ちだったとのこと。ホワイト・ホース・タバーンで飲んだ後、自室に戻りさらにウイスキーを18杯!体調を悪化させ6日後に亡くなったそうです。トーマスの幽霊は、お気に入りだったテーブルに座っているそうですよ。ほら、あなたの後ろに…。(A. K.)
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