大の里の横綱昇進で沸く日本の大相撲。ニューヨークにも愛好者が集まるアマチュア相撲クラブがある。ニューヨークタイムズが29日、紹介した。

そのクラブは「New York Sumo Club」。毎週日曜、クイーンズ・アストリアの柔術クラブに会員が集う。大学で日本語を修め、炎鵬ファンのオスカー・ドーランさん(25)が2022年に設立。アマチュア相撲の選手は少なく「自分で始めるしかなかった」という。今では選手100人、常連も20人と大盛況だ。
土俵は相撲用品を扱う三福商事を通して日本から輸入。「気合い」がベースのメンバーは、1回20ドルの土俵使用料を払う。大相撲に習って、土俵作法を実施。礼儀正しさを重んじる。勝ってもガッツポーズを決めたりしない。
昨年、マディソン・スクエア・ガーデンで行われた世界相撲選手権エキシビションを見て「私のような220ポンド足らずの選手でも巨漢に打ち勝てる。私だってできるはず」と参加したのはクリストファー・アマウさん(41)。誰でも勝つこともあれば負けることもある相撲は、「謙虚な気持ちにさせてくれる」と話す。選手間の仲間意識も魅力だ。
5月17日は、待ちに待った「エンパイア杯」。56人の選手が参加するトーナメントで、ブルックリンのジャパンビレッジで開催された。目玉はアンジェロ・ヘスス・リザルディ選手(25)とダニエル・ロバート・ダグラス選手(32)の対戦だ。リザルディ選手は5フィート7インチで167ポンドと小兵。一方、ダグラス選手は6フィート6インチ、360ポンドで、しかもコーチを務める。
多くのファンが見つめる中、立ち合いから廻しの取り合い。ダグラスさんの押しを土俵際で巧みに交わしたリザルディ選手が上手投げを決めると、大歓声が起こった。無差別級で優勝となったリザルディ選手、「このために生きているんだ」と息を弾ませた。
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